-- フロントブレーキマスタシリンダ:'05YZF-R1純正流用ラジアルポンプ (2007/04月更新) --
そもそもはTZR125のマスターが逝ってしまった(シリンダに腐食傷が入りピストンリペアキット交換
しても漏れる)ので、TZR125のマスタAss'y交換を考えたのでした。
TZR125はノーマルの1/2inchよりレバーストロークが短いタッチにしたかったので14mmマスターへの
交換を決めました。
ところがシリンダAss'yを交換するとなると結構な値段になるのです。
で、目を付けたのがブレンボマーク入りの'05YZF-R1純正のラジアルポンプ。(セミラジアル??)
(製造は日本の「FUJICO:フジコーポレーション」)
これは横型14mm相当との情報から、どうせならこいつにしようと一式部品注文しました。
パーツはヤマハ発動機のサイトで「'05R1レースベース車」のリストから集めていきました。
ネイキッド車に装着する場合に問題になるタンクステーとミラーホルダー関連の部品はMT01用
(シリンダ本体はR1&MT01で共通部品)です。これらのみプレストのサイトから拾いました。
マスター本体・レバー・タンク・ホルダ/ステー/ホース類・ブレーキスイッチ等、1式で約1.5マンでした。
(2007年2月現在)
---------------------------------------------------------------------------------
ところがうちに来た部品をタンク付きマスターの形に組み上げたところ、あまりのカッコ良さに
「ボロのTZR125にはもったいない、ZRXに付けてみよう。」と思い、ZRXに付けてみました。


MT01純正タンクステーは防振ダンパが付いてて少々ややこしい構造になってますが、全くの無加工
ボルトオンで付きます。
また、このタンクステーはタンク位置が結構外側になるので、メーターの視界の邪魔にならない利点
もあります。
(RC30マスターなんかは車種によってはタンク位置が良いとは言えないこともありましたね。)
ちょっと情報
ミラーホルダはMT01用をそのまま発注するとヤマハ流の逆ネジ(左ネジ)となるが、YSPの店長の
話だとMT01のクラッチマスター用側ホルダを使えば普通ネジ(右ネジ)にできます。
(左右互換性ありボルトオンだそうです。)
私は当初TZR125に使うつもりでブレーキ側用で発注してたので逆ネジアダプタを介してミラーを付け
ました。ミラー位置が少し上がるから後方視界も少〜しは良くなるだろうし。
(ミラーはサイドへの張り出しを短かくしたくて社外品に換えてるのでノーマルより後方視界悪い)
使用感
ZRXのノーマル横型は5/8inch。R1ラジポンは横型14mm相当との情報からレバーストロークが長く
なりすぎる懸念をしてたので、(ましてやZRXのキャリパはピストン合計面積の大きい枝豆6ポッド)
フィーリングが合わなかったらノーマルに戻そうと「試し付け」して走ったみたのですが、ところが
どっこいイイ感じじゃないですか。レバーストロークは適度に長く、ラジアル独特のダイレクト感が
良いです。
---------------------------------------------------------------------------------
レバー調整
レバーの前側にダイヤルの付いた、まるでブレンボのレーシングラジアルポンプのようなレバー
調整機構ですが、外観から思ってたより使いにくいです。レバー前方の調整ダイヤルは回転が固く、
片手指では廻し辛いです。
通常のよくあるダイヤルタイプ同様、レバーを前方に軽く押し出しながらじゃないと廻りません。
まあ、今は慣れてきたので走行中でもレバーを前方に軽く押し出しながら廻して調整してますが、
ダイヤルに廻す力を入れ易いような大径ダイヤルを製作するという手もありますが。
やはり私が最高に走行中の調整がやりやすいと感じるのは一時期のホンダ(RC30なんか)の、
縦に調整ダイヤルの付いたタイプです。
---------------------------------------------------------------------------------
で、TZR125はどうしたかって?
とりあえずZRXから外した5/8inch横型を付けました。
当然ピストン径がデカ過ぎです。
レバータッチはガッツンガッツンです。当たり前のことなのですがストロークが非常に短く「ガンッ」と
効きます。
ピストン径がUPした分、握り力当りのキャリパー油圧は下がってるので強く握ってもロックはしにくい
ので、路面ミューが低くなければ、まあ問題ないのですが、小砂利が浮いてるなどのグリップの悪い
ところでパニックブレーキを強いられると握り転けしそうなので、いずれは横型14mm相当のものを
探さなくてはと思ってます。
---------------------------------------------------------------------------------
・ このR1マスターが横型マスター何mm径相当になるかについての考察:
キャリパはそのまま、マスターのみを交換する場合、
レバータッチに特に影響してくるのは送油量だと思いますので送油量について計算してみます。
実際のレバータッチには油圧・各部剛性などの各種要素が絡み合ってくるので参考までに。。。
「 横型14mm径 ・ 横型5/8inch径(15.8mm) ・ '05R1純正マスター16mm径 」
の3品について考察してみます。
| ----- | 1. 横型5/8inch径 (15.8mm) |
2. 横型14mm径 |
3. '05R1純正マスター 16mm径 |
| A.ピストン面積: ピストン半径2xπ |
196 mm2 | 154 mm2 | 201 mm2 |
| B.レバーピボット〜おおよその レバー握り位置間:実測 |
約 115 mm | 約 115 mm | 約 115 mm |
| C.レバーピボット〜マスタピストン 押し位置間:実測 |
約25 mm | 約25 mm | 23 mm |
| D.レバー比:(B/C) | 4.60 | 4.60 | 5.00 |
| E.レバーを15mmストロークさせる 場合のピストンストローク: (15/D) |
3.26 mm | 3.26 mm | 3.00 mm |
| F.レバーを15mmストロークさせ る場合の送油量 :(AxE) |
0.639 cc | 0.502 cc | 0.603 cc |
| G.横型5/8inch径を基準とした 場合の上記F.の比率 |
1.00 | 0.786 | 0.944 |
| H.上記G.に基づいた横型5/8 inch径を基準とした場合相当 ピストン径 |
15.8 mm | 14 mm | 14.9 mm |
細かいことですが、上記H.の比率からして
'05R1純正マスターは横型の約14.9mm、つまり15mm相当程度になるのではないでしょうか?
(一般的には「横型14mm相当」と言われていますが、、、)
まあ、あくまでも上記各部寸法は私の実測値ベースですが。